地方民の悩み。本の発売日はなぜ地域差があるのか。

「〇〇が発売日に某書店に入荷してなかった」
コミックなどの発売日にSNSでたくさん投稿される一言です。

他にも店頭でのお問い合わせで発売日に「〇〇の新刊ありますか?」というお問い合わせを受けます。その度に「地方では何日か遅れて入荷ですので…」という回答をしています。
気の短いお客様だと「〇〇県を馬鹿にしているのか。発売日が書いてあっただろ!」などと叱責を受けたこともあります。

東京や関東圏内に住んでいる方には関係ないことですが、書籍は都道府県ごとに発売日が異なる場合があります。
地方に住む本好きの方(私も含む)に向けて不思議な本の発売日に関して現役書店員がお伝えします。

発売日=店頭に陳列される日ではない!?

本の発売日の明確な定義はありませんが、市場に流通が開始される日=発売日としていることが多いです。

ここでポイントなのが書店で売られる日では無く、市場に流通される日ということです。基本的に書店は取次から本を仕入れているのですが、この取次が出版社から本を仕入れた日=流通が開始された日(発売日)とされています。

基本的に書籍は出版社(印刷所)→取次→書店と卸されていきます。印刷所は基本的に関東に集中していますので地方に配達するための時間が発売日のズレとなります。加えて雑誌、コミック、一部の書籍は発売日が指定されているため書店に荷物が届いても販売できないことになっています。小さな商店などで少年ジャンプが早売りしていることがありますがNGです。

2019年4月1日以降さらに遅くなりました・・・。

出版物(文化)を公平に届けるため

何故このような不便なシステムになっているのだと思われるかもしれません。これは日本のどこでも本が行き届きくためです。

物流の都合上で地域毎や店毎で発売日が異なるとことによる競争が発生すると不利な書店が閉店してしまい本による知識格差ができないように配慮している結果なのです。

 

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